WORLD BOSAI FORUM

(40)エビデンスに基づいた災害メンタルヘルス対応と防災に向けた展望
~効果的な国際協力に向けて~

主催団体名

東北大学災害科学国際研究所

共催団体: WHO 健康開発総合研究センター (WHO神戸センター)

講演者/パネリスト

茅野 竜馬
WHO 健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)
「災害後のメンタルヘルスに関する国際協力を強化する上で求められる科学技術の進歩」
金 吉晴
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所
「災害後のメンタルヘルス支援のためのIT技術開発の展望」
金谷 泰宏
国立保健医療科学院
「災害救援のための衛星・シミュレーション技術の活用に向けた展望」
富田 博秋
東北大学 災害科学国際研究所
「エビデンスに基づいた災害精神医学の確立による有効な災害メンタルヘルス支援と防災体制の普及」
江川 新一
東北大学 災害科学国際研究所

セッション概要

災害対応や防災における心の健康の問題への関心は高まってきており、仙台防災枠組にも書き加えられていますが、依然、見過ごされがちな問題です。また、心の健康の問題は捉え難く、地域や状況により様々な様相を呈するため、心理社会的な支援を必要とする人々に対して支援を適切に提供することは本質的に難しいことでもあります。このセッションでは、被災したコミュニティの心の健康に関する支援や心の健康に配慮した災害への備えをより有効に提供する体制を構築することを目指して、そのために求められる知見の集積や技術の開発・普及に関する現況を確認し、今後の展望を論じることを目指します。