私たちについて
私たちの思い
代表理事の小野裕一はバングラデッシュの竜巻災害の現場で、高校の校庭に出稼ぎ労働者の遺体が無数に埋葬される状況を目の当たりにしたことがきっかけで、防災のために国連に就職しました。国連で働いて10年あまり、東日本大震災のニュースを耳にした小野は陸前高田でボランティアに従事しました。当時の経験から東北の被災地のための活動を志し、国連を辞して東北大学に赴任することを決意します。
小野は赴任直後から、第3回国連防災世界会議を仙台で開催するために奔走し、激務の末に救急搬送される事態になりました。もうわが子に会えないかもしれないと思ったとき、「あっ、これが震災で津波に呑まれていった親が我が子を思った時の感情なんだ」と実感したそうです。
こうして生まれたのが市民参加型国際会議「世界防災フォーラム」開催の構想です。
世界防災フォーラム代表理事 小野裕一
活動理念
ミッション
災害で苦しむ人をなくす。
大切な人と二度と会えなくなってしまうことは、人生で最もつらい苦しみのひとつです。私たちのミッションは、そういった悲しい経験をする人たちを無くすことです。
ビジョン
防災分野でのプラットフォーマーとなる。
専門家だけでなく、市民や学生にも防災について、語ったり、学んだりする場を提供することにより、世界中の全ての人々が防災を知るきっかけを提供します。
防災は「しなければならない、固い、暗い、面白くはない」といった、ネガティブで灰色のイメージになってしまいがちです。専門家や活動家だけが盛り上がり、一般市民の人たちが興味を持たないと意味がありません。私たちはこの壁を取り払い、防災を面白くし、興味を持ってもらうための活動を続けてまいります。
バリュー
- 東日本大震災の経験と学びを伝える。
私たちの活動の原点は3.11です。東日本大震災の経験と学びを大切にします。
- 多様性を重視する。
世界中の全ての人たちに向けて活動します。国籍、宗教や政治的な立場、性別、年齢、障害の有無などにかかわらず公平で正直な活動を心がけていきます。
- 文化を大切にする。
文化は、その土地でくらす人たちのルールや習慣、行動様式、祭りなど無形の生活様式そのものです。防災を文化に根付いたものに昇華させることにより、人々にとって防災はより身近なものなると考えます。
- 科学と新しいことへのチャレンジの重視
経験に基づいた過去の言い伝えや民間伝承はとても大切ですが、根拠のない迷信による行動は避けねばなりません。データと科学に基づいた議論を重視するとともに、今までの常識に囚われず新しいチャレンジを続けてまいります。
- パートナーシップを広げる。
私たちの力は小さいですが、行政、企業、学術、メディア、同じ志をもつNGOやNPO、さらには個人など、様々な人たちと連携することにより、より大きなうねりを作り出すことが重要です。
組織
私たちの組織のご紹介です。理事、評議員、監事および事務局メンバーのご紹介になります。また、年度別の事業計画、事業報告書のダウンロードもこちらから可能です。
活動拠点:東北大学災害科学国際研究所にオフィスを借りています
これまでの道のり
世界防災フォーラムの活動の原点は東日本大震災です。2015年、仙台にて第3回国連防災世界会議が開催され「仙台防災枠組」が策定されました。開催地に残すレガシーとして2017年に第1回防災フォーラムが開催されました。
第1回世界防災フォーラム(2017)
お問い合わせ
住所 | 〒980-8572 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉 468-1 東北大学災害科学国際研究所 E501 |
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TEL | 022-263-1688 |
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