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[S11] 災害文化を醸成するアプローチ -日常生活を見つめる「くらしともしもの研究所」の取り組みから-

2025年3月7日(金) 17:00-18:00
仙台国際センター 会議棟2階 - 会議室「萩」
言語:日本語【同時通訳あり】
 
主催一般社団法人 Granny Rideto

キーワード

  • 災害文化
  • くらしともしも
  • 防災環境都市

概要

仙台市は、2011年3月11に発生した東日本大震災からの復興において、将来の災害や気候変動リスクなどの脅威にも備える「防災環境都市づくり」を進めてきた。災害に強いまちづくり・ひとづくりを進める中、2016年から毎年開催されている防災イベント「仙台防災未来フォーラム」の参加者や出展団体は年々増加し、防災への関心は高い水準を保っていると言える。一方で、食料の備蓄や避難訓練などの防災行動が、推奨されオプション化することで、義務感や「やらされ感」が先行し、各人の生活から乖離している面もある。
東日本大震災で私たちが得た大きな教訓は「災害は想定を超える」であった。そこで仙台市は、「災害は発生するものと認識した上で、災害が起きても、それを乗り越える術を持った社会文化=災害文化」の重要性に着目し、この「災害文化」の創造を市民とともに取り組むこととした。
本セッションでは、楽しみや探求心に基づく新しいアプローチで、災害への備えを文化として日常に織り込むための災害文化創造プロジェクト「くらしともしもの研究所」について、その活動内容と成果、課題を紹介する。"