[S43] Highland-lowland social ecological resilience through local knowledge systems
2025年3月9日(日) 10:00-11:00
仙台国際センター 会議棟3階 - 会議室「白橿」
言語:英語
主催 | UNU-EHS GLOMOS、Tohoku University GP-RSS、Tohoku University, IRIDeS、Kyoto University |
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キーワード
- Mountain social-ecological systems
- Local knowledge
- Community resilience
概要
「山岳地域は世界的に見ても、そこに住む人々や周辺の低地に住む人々に対して重要なエコシステムを提供しています。しかし、土地利用の変化、気候変動、過剰開発、人口増加といった複数の人為的要因が、これらのシステムの社会生態学的回復力に深刻な影響を与えています。さらに、山岳地域は複数の相互に関連するリスクにさらされやすく、それらのリスクは前述の要因や特定の社会人口統計学的状況によって悪化します。これらの複雑に絡み合った課題に包括的な方法で取り組むことの緊急性がますます認識されるようになってきています。人間と自然の相互作用を調査し、山岳地域の社会生態系システムの総合的な回復力を促進する対策や活動を特定するには、学際的および分野横断的なアプローチが必要です。トップダウン型の災害リスク管理では、地域固有の知識や文化遺産が十分に統合されることはまれであり、科学的知識を代表する専門家と地域の見識を提供する関係者との間のコミュニケーションも不足しています。同時に、気候変動への適応や災害リスク軽減のプロセスにおいて、リスク管理における人間的側面をより強く考慮する必要性を裏付ける科学的証拠が増えつつあります。
本セッションでは、高地および低地の社会生態系の回復力を向上させるために、災害リスク軽減プロセスにおける多様な知識体系を統合する現在進行中の取り組みと機会について紹介します。