2024年7月7日
先日参加した世界銀行の防災イベント、UR24では日本の高校生たちが登壇したセッションがありました。 そのセッションで登壇した高校の1つが、UR24の開催地、姫路にある姫路商業高等学校さんです。
姫路商業高等学校さんは、地域創生部のみなさんを中心にブース、セッションの出展をしていました。壇上では英語で発表する地域創生部のみなさんと、手話担当のグループが2チームで協力して発表していました。
写真は地域創生部のみなさんが開発した非常食の缶詰パン、 「ふわ姫パン」 。
味だけではなく、商品の顔であるラベルや、缶の形状、販売方法などにもこだわった商品だそうです。
健康と美食を考えてつくられたパンはとっても美味しいらしく、生放送中にクリエイターさんたちがパクパク食べていたのがちょっとうらやましかったです。ブースでも試食タイムがあったらしいのですが、私は食べられませんでした。残念。
かわいい女子高生がパッケージになっているのは同じく非常時にも食べられる真空パックのご飯、「金の光」。われらが宮城の名取にある宮城県農業高校とのコラボ商品です。宮城県農業高等学校産の玄米「金のいぶき」と、東日本大震災の際に兵庫県宍粟市から寄贈した白米「こしひかり」をブレンドしています。ふるさと納税の返礼品にも被災地の支援にもなる商品としてアピールされていました。
地域創生部のみなさんは、こうした商品開発のほか、能登半島地震の被災地への傾聴活動や、フィリピンにおける現地校との防災活動など、多岐にわたる活動をしています。
じつは地域創生部のみなさんとは、 UR24開催中にTIKTOKの生放送番組でご一緒しました。カメラの前でも壇上でもはきはきしゃべる先輩部員と、そんな先輩の活動にあこがれて入部したという1年生部員さんの一生懸命な姿に、高校生の力強さを感じました。
阪神淡路大震災からもうすぐ30年。第2回国連防災世界会議が開かれたこの地で、震災を知らない世代の人々が災害を語り継ぐために精力的に活動しているのを知って、身が引き締まる思いです。