途上国の災害リスクの軽減プロジェクト
バングラデシュでのトルネード被害軽減プロジェクト
バングラデッシュのトルネードは、サイクロンや洪水の影に隠れています。実際には、米国よりも多くの犠牲者を出していながら、その実態は解明されていません。そのためトルネードの防災対策もほとんど手つかずのままです。
結果として、日本の人口よりも多い人たちがトルネードの高いリスクに晒されています。1989年には世界最悪のトルネードが1300人の命を一瞬のうちに奪いました。
サイクロン(台風)が数日前からモニターできるのと違って、トルネードは神出鬼没で予測が難しい現象です。年間平均100名以上の犠牲者が出ていますが、人々が多く暮らすトタン屋根の住宅は紙のように巻き上げられ、その中を巨大なカミソリと化したトタンが新幹線よりも高速で住民に襲いかかり、或いは住民自身が飛翔体となってしまいます。
世界防災フォーラムはバングラデシュを取り掛かりにBosaiの理念を広げる実践を図ってまいります。