100年前の手紙プロジェクト
100年前の手紙プロジェクトについて
関東大震災当時、アメリカでは西海岸を中心に日本人移民排斥運動の機運が高まっていました。
一方で関東大震災における海外からの支援のうち、7割近くをアメリカが占めていたことをご存知でしょうか。
世界防災フォーラムは、100年前に全国の学生から寄せられた750通の返礼の手紙を調査しています。
手紙をつづった学生の所属高校のリストも公開しておりますので、お心当たりの方はご連絡ください。
プロジェクトの背景
関東大震災当時にアメリカがおこなった支援は、後年の日米間の戦争のせいか、さほど知名度がありません。しかし当時の日本人にとってはとてもインパクトのある支援でした。この支援を指揮したクーリッジ大統領の行動は、いまでも参考になる点が多く、後世まで語り継がれるべき防災活動として2023年のWorld Bosai Forumで世界防災賞に選ばれています。
いつ起きてもおかしくない、と言われている首都直下地震は、関東大震災と同じように首都圏を直撃します。世界防災フォーラムは、災害時の国際支援についてより多くの人に関心をもっていただくことは、大規模災害に備える上でも、世界の平和を考える上でも重要だと考え、このプロジェクトを進めています。