概要
世界防災フォーラム/防災ダボス会議@仙台2017
第3回国連防災世界会議の成果文書として、国際的な防災枠組である「仙台防災枠組」が策定されました。これまでわが国は防災分野で世界をリードしてきましたが、東日本大震災の際は内外から多くの支援をいただきました。第3回国連防災世界会議でホストを務めた国として、今後、国内の防災対策を進めるのはもちろん、国際連携を深めつつ、仙台防災枠組を強力に牽引していくことが求められています。
その一環として、今年から仙台にて、「世界防災フォーラム/防災ダボス会議@仙台」(World Bosai Forum / International Disaster Risk Conference in Sendai)(以下、「世界防災フォーラム」)を隔年で開催することになりました。スイスの防災ダボス会議と連携し、仙台に国内外から産・官・学・民の防災関係者が集まり、東日本大震災に関する知見を世界発信する予定です。フォーラムの場で防災の具体的な解決策を創出し、BOSAIという言葉を災害リスク軽減から復興・再生までを包括する概念として世界へ浸透させることも目指します。この世界防災フォーラムの定期開催により、東北・仙台が世界の防災の先進地となり、東北被災地の復興が進むことも期待されます。
第一回世界防災フォーラムは2017年11月25~28日、仙台国際センターを中心に開催予定です。防災専門家やマルチステークホルダーの会議、ならびに、震災時に海外から受けた支援への答礼と復興状況の報告を兼ねた一般市民の方も参加できるイベントを予定しています。スイスの防災ダボス会議が欧米の防災専門家中心であるのに対し、仙台で開催される本フォーラムは、アジアに重点を置き、広く市民も参加できるものを目指しています。
BOSAI: 防災は、事前の災害対策、発災後の緊急対応、さらに復旧・復興の段階を含めた包括的な取り組みを指すことのできる言葉です。日本語の防災を「BOSAI」と英語化することで、防災の考え方を、世界各国の政策や社会・文化に浸透させること(防災の主流化)を目指します。
開催概要
- 会議名称
- 世界防災フォーラム/防災ダボス会議 @仙台2017
- 開催日程
- 平成29年11月25日(土)~28日(火)
- 会場
- 仙台国際センター会議棟/東北大学 萩ホール
- 主催
- 世界防災フォーラム実行委員会
(事務局:東北大学災害科学国際研究所内 世界防災フォーラム準備室) - 共催
- 東北大学、仙台市、Global Risk Forum GRF Davos、科学技術振興機構(JST)
- 後援
- 内閣府政策統括官(防災担当)/文部科学省/外務省/国土交通省/復興庁/宮城県/青森県/岩手県/福島県/世界防災研究所連合/環太平洋大学協会(APRU) /NHK仙台放送局/仙台放送/TBC東北放送/ミヤギテレビ/KHB 東日本放送/エフエム仙台/朝日小学生新聞 朝日中高生新聞/朝日新聞仙台総局/毎日新聞仙台支局/読売新聞東北総局/産経新聞社東北総局/
- 想定参加者
- 登録者・関係者等500名程度(研究機関、国際機関、政府機関、企業、団体、NGO等の国内外の防災に関する専門家等)、ほか一般来場者(市民等)
世界防災フォーラム 実行委員会 委員等
実行委員長
東北大学災害科学国際研究所 所長 今村 文彦 |
副委員長
仙台市 副市長 伊藤 敬幹 |
委員
宮城県 危機管理監 山内 伸介 |
河北新報社 防災・教育室長 武田 真一 |
東北経済連合会 専務理事 大江 修(兼監事) |
Global Risk Forum GRF Davos, President and CEO, Walter J. Amman |
監事
仙台商工会議所 専務理事 今野 薫 |
会長
東北大学 総長 里見 進 |
顧問
仙台市 市長 郡 和子 |